熱交換器とはどの様な事をおこなうものか
物質の状況を変えるために必要なパラメーターとして挙げられるものに、物に温度と圧力があります。
この温度と圧力を変化させることによって、物質の状況は変化します。
例を挙げると、液体である水は温度を上昇させることによりついには気体である蒸気となってしまいますし、温度を下げることでついには固体である氷になります。
氷や水や蒸気というものは全く性質が違うものとなりますので、それらに関連しているものへの影響は大変大きいことになります。
逆にこのような環境パラメーターを制御することによって、ものの性質を変化させることが可能となるわけです。
このように物の状況を変えるために、温度というものが大変重要なパラメーターであるということが分かります。
したがってものの加工などを行う際には、加工しやすい状況にするために温度を変化させるということがよく行なわれます。
多くの場合には温度が高いと柔らかくなるという性質でできますので、加工を行う際には温度を高く上げておいて加工し、室温に戻すことによって固い状況にするというような手法がとられます。
このように加工の際に温度を変化させるという手法がよく取られる訳ですが、そのために必要なのが熱を加えたり取り出したりするということです。
熱を加えたり取り出したりするためには、対象となるものと熱をやりとりするのものの間での熱交換を効率的に行わせる必要があります。
そのような目的で用いられるのが熱交換器です。